ウサこの日常

ウサッ!wウサッ!w

はじめてのデリヘル

夏休みのヨーロッパ一人旅から帰国して2日ほど経ったある日。

 

そうだ!デリヘル呼ぼう!w

 

そんなJRの面汚しに等しい思いつきをさせたのは、もうすぐ大学が始まるという絶望感と、溢れ出てくる性欲だった。

ぼくは今年の夏、日本人の99%が一生に一度も行かない国アルバニアや、旧ユーゴスラビア諸国でバックパッカーをしてきた。

しかしながら、そんな経験をしたにも関わらず、"家にデリヘルを呼んだことすらない"という恐ろしい事実。そんな自分の"怠慢"を自称風俗愛好家のぼくは許せなかった。

ただいまの時刻は午後9時。

現在わが家にはぼく以外不在。

これはビッグチャンスだ…!

 

ぼくはさっそく、近所のデリヘルについて調べ始めた。在籍している女の子を1人ずつ吟味していく作業をひたすら繰り返す…。傍から見たぼくはまるで、違法風俗店の摘発を目指す捜査官のように映っていただろう。

そしてしばらくすると、ウサこ捜査官の指が止まった。

スマホの画面に表示されていたのは

日向坂の丹生ちゃんにそっくりな黒髪ポニーテールの女の子だった。

 

🐰「可愛い…」キュン…

 

普段のツイートからご察しの通り、ウサこちゃんは日向坂が大好きなので、彼女を選ばない理由は無かった。

彼女の名前はちさちゃん。ウサちゃんとイントネーションが似ていて親近感が湧いた。

さっそくぼくは"キュンキュン"しながらお店に電話を掛けることにした。

お店の番号を緊張交じりに入力してコールボタンを押す。 そしてしばらくすると、電話越しにおじさんの声が聞こえてきた。

 

👨「はい○○(店の名前)です〜」

🐰「あのぅ…女の子お家に呼びたいんですけど…」

🧔「あ、出張ですね〜。当店のご利用は初めてですか?…」

🐰「は、はい…」

 

 彼はお店のシステムについて詳しく説明してくれた後、指名の有無を尋ねてきた。

ぼくはすかさず「ちさちゃんで!w 」と伝えた。

するとおじさんは、分かりました〜とぼくの注文を快諾し電話は終了。

20分くらいで到着するというので、ぼくは部屋を片付けながら待つことにした。

今まで女子が自分の家に来るという、奇跡の体験を一度もしたことが無いぼく。当然緊張していたのは言うまでもない。

自分のテリトリーにメスを呼ぶという行為は、遊び慣れた陽キャにとってはもはや"作業"に近いのかもしれないが、ウサギ小屋育ちの陰キャラウサちゃんにとっては"大事件"なのだ。

 

そんなこんなで歯磨きしたり部屋の物を片付けたりしながら15分ほど経った頃。突然ぼくのスマホが鳴り出した。画面を見ると非通知からの着信だった。

そういえば先程、受付のおじさんが

「女の子から確認電話が行きます」と言っていたので、多分それで間違いないだろう。

ぼくは少し緊張しながら電話に出た。

 

🐰「はい、ウサこです」

👩「あ…もしもし、いま近くだから…もう少しでお家行くね…」

🐰「あ、はい。お待ちしてます…」

 

ぼくは電話を切った。

…?何ががちゅがう…。電話越しに聞いた彼女の声は予想より野太く、明らかに倦怠感を含んでいた。

彼女…大丈夫なん…?

ぼくは少し心配になった。

しかし

「まあヘーキでしょ!笑」

ほかのブログも読んでくれたお友達なら分かると思うが、この慢心が悲劇へ向かうスタート地点なのは言うまでも無い…。

キンタローやみぎわさん達の失敗経験をバネにして成長出来ないぼくは

そんな不穏さはお構い無しに、ちさちゃんの到着を今か今かと待ち続けていた。

 

するとようやく、インターホンが家の中に鳴り響いた。

流行りのウーバーイーツより先に、我が家にデリヘルが来たのだ。

ぼくは仕事から帰って来た波平を玄関へ迎えに行くサザエさん一家のようにバタバタと廊下を駆け抜け、思いっきりドアを開けた。

 

🐰「は〜い‼️」

🧔「こんばんは〜」

🐰「!??????🥺」

 

ぼくの目の前にはおっさんが立っていた。

(え…チサチャン…?オジチャン…?)

 

は?

 

🧔「すいません、一応家の中確認させて頂いてるんでお願いします〜」

🐰「あ、そういうことですか、どうぞどうぞ…」

 

そういえば説明の時、初回のお客さんは家の中を確認すると言ってたのを思い出した。

彼はぼくの家が清潔でお風呂があることを確認すると、同意書のようなものにサインを求めてきた。

ぼくは偽名で適当にサインして、彼に渡した。

👨「じゃ、女の子すぐ来るんで〜」

と、出ていった彼を見送ったぼくは、今度こそちさちゃんが来るんだぁとワクワクしていた。

そして1分も経たずに、家のインターホンが鳴り響く。

既に玄関で待機していたぼくは、インターホンの画面で彼女の顔を確認すること無く、すぐさまドアを開けた。

 

んぁっ…?

玄関前に居たのは

丹生ちゃんと南沢奈央を足して2で割り、3日間塩漬けにした感じの女の子だった。

 

🐰「あ、こんばんは〜」

👩「こんばんは…」

🐰「どうぞ上がってね〜😁」

👩「うん…」

 

フリフリしたパステルカラーの服や、黒髪パッツンのロングヘアー、そして身長150くらいの小柄な体型は、ピュー〇ランド帰りの女の子っぽかった。

端的にいえばメンヘラっぽかった。

よく見たら、高校時代にТLを

"つらい"しんどい"しにたい"

と病み病みツイートで埋めつくしていたクラスメイトの小山さんにそっくりな気もした。

 

そんな不快な既視感のある彼女を、ぼくは自分の部屋に案内する。

👩「あ…本いっぱいあるね…」

🐰「読書好きだからね〜。そろそろ本棚壊れそうだよ〜」

👩「うん…」

 

うん…w

ぼくの残念なトークは、彼女の素っ気ない返事で天に召された。

この調子で応答が続けば、部屋の室温がが氷点下に達するのも時間の問題だ。

ぼくは先程の失態を挽回しようと、次のステージにコマを進めた。

 

🐰「シャ、シャワー浴びよか?w」

👩「うん…あ、その前にお金」

🐰「あ、ちょっと待ってね!」

 

ぼくは90分コースの2万円を彼女に払った。

この90分に全てを賭けようとしていたぼくだが、結局サンクコストだったのは言うまでもない。

 

ちさちゃんがシャワーを浴びようと言うので、ぼくたちは服を脱ぎ始めた。

服を脱いだちさちゃんの控えめな胸とお尻は、ピンクの可愛らしい下着と調和していた。

何となく胸のサイズが気になったぼくは、何カップか尋ねてみた。

すると、

👩「え…C…」

と答えるちさちゃん。

しかしどう見てもC程の大きさがあるようには見えなかった。

米国のシンクタンクによれば彼女の胸はAカップだった。

 

絶対盛ってるやん笑

という本音を押し殺し、ぼくは彼女を連れて風呂場へ向かった。

 

しかしシャワー中にもコミュニケーションを試みたものの、

こちらが愛想笑いをすれば、向こうも嫌々ながらに愛想笑いするという地獄のせいで、咽び泣きたくなった。

 

ボディーソープで体を洗い終えたぼくは涙を押し殺しながら体を拭き、自分の部屋に戻った。ちさちゃんはまだシャワーを浴びていたので、ぼくより少し遅れてきた。

室内人口が2人に増えても相変わらずシラケている部屋の中。そんな状況に嫌気がさしたぼくは、BGM代わりにテレビをつけた。テレビではちょうど世界陸上をやっていて、黒人の選手が金メダルを取ったところだった。

 

するとようやくちさちゃんが体を拭き終えたので、ぼくたちは2人でベッドイン。

相変わらず素っ気ないちさちゃんと、先程払った2万円分の働きをしてもらおうと奮闘するぼく。

 

しかし彼女は、ぼくに何かしようとするのでもなく、ぼくに背を向け横たわり始めた。

(コイツ客の家で寝る気なのか…🥺) 

ぼくはソフレを呼んだわけでは無い。

コミュ英のグルーディスカッションではいつも沈黙を貫いているぼくも、今日こそ積極的な発言が求められているようだ。

 

🐰「じゃあ…手コキ出来る…?」

👩「うん…」

 

そう答えた彼女は、ぼくの半勃ちしたチンコを少し嫌そうに掴み、軽く揉むようにいじり始めた。全く気持ち良くなかった。 

スライムでもこねてんのかテメェ?

と言いたくなった。が言わなかった。

 

こんな手コキをされても仕方が無いので、攻守交替してぼくが攻めることにした。

彼女の控えめな胸部にはピンク色のジェリービーンズが2つ付いていて、両者とも恥ずかしそうに陥没していた。

ぼくは窪んだ乳首をほじくり出す勢いで舌で舐めまわした。

しかし彼女は

👩「やめて」

とぼくの愛撫に拒絶反応を示した。

それが

「やめて、でもやめないでッ!」

みたいなよくあるエロ漫画のセリフなら良かったのだが、彼女の"やめて"はマジofガチの拒否だった。

 

ぴ ぇ ん…🥺

 

しかしぼくは

「上がダメなら下を舐めればいいじゃない」

とマリーアントワネット理論でめげずにクンニした。

風俗通いで鍛え上げたウサちゃん自慢の舌使いで、ちさちゃんのチサトリスを舐め回す。

👩「ンッ…ンッ……

 

 

 

やめて

いやお前ちょっと感じてたやないか‼️‼️💢💢

なんで"やめて"だけマジなトーンなん⁉️⁉️⁉️

なんでなんでなんで⁉️⁉️⁉️💢💢💢

二度にわたる彼女からの拒否を経たぼくは、ドラッグをキメた朝青龍みたいにキレそうになった。でもキレたら取り返しがつかないくらいの空気になりそうだったのでグッと堪えた。

 

🐰「・・・分かった、素股できる?」

(もう適当に素股でイってベランダでタバコでも吸おう)

ぼくはもう諦めた。

すると彼女はメンヘラチックなピンク色のカバンからローションを取り出し、ぼくのチンコに塗ったくって下半身に跨り始めた。

しかし甘かった・・・。

ンァッ!!!!??

突然ぼくの亀頭に激痛が走った。

なんとちさちゃんの陰毛は、ピンポイントでチンコと接触する"アワビの部分"だけに生え揃っていたのだ。

亀頭をたわしで擦られたような痛みに耐えられず、すぐに素股を辞めてもらったぼくは

🐰「乳首舐めといて・・・。自分でヌくから」

とちさちゃんに告げ、わずか30秒ほどで子ウサこちゃん達をぶちまけた・・・。

 

ぴえん🥺

 

賢者モードに突入し何も考えたくないぼくと、相変わらず愛想の無いちさちゃん。

2人で事後のシャワーを浴び終えると、テレビでは世界陸上女子の部が始まっていた。

その様子を眺めていると、隣にいたちさちゃんが突然

👩「私中学の頃陸上部だったの」

と語り始める。 

🐰(え?お前喋れるのかよ!w)

とはさすがに口に出さなかったが、90分コースという長すぎる時間配分のミスを無理やり埋め合わせるため、ぼくも暗黒の学生時代を輝かしく脚色して話した。

お互い倦怠期のカップルみたいなテンションで・・・。

 

そんなやり取りをして15分くらい経った頃だろうか。

ピピピピピピピピピピィィ!!!!!!!!!!

と終わりを告げるタイマーが鳴り響いた。

 

そんなタイマー音を待ちわびていたかのように

👩「じゃ、帰るね」

と急ぎ足で撤収してしまったちさ©

そして2万円払って獲得した魔法の時間(笑)が終わり、家に1人残されたウサちゃん。

ぼくはドブに捨てた2万円が手元に戻ってくる方法を必死に考えていた。

 

そして気がつけば、ぼくは怒りのツイキャスを始めていて、フォロワーに向けて愚痴を垂れ流していた。

すると突然、スマホの着信音が再び部屋の中に鳴り響く。画面を見ると、先程のお店からだった。

ぼくはキャスを中断し電話に出た。

👨「ありがとうごさいました~!女の子の方問題ありませんでしたか?」

ぼくは先程のちさちゃんの対応について話した。端的に言えばクレームを入れた。

すると

👨「大変申し訳ありませんでした~。次回はおススメの子紹介いたしますので~」

とボーイから平謝りされ電話終了。

果たして次回があるのか、この時のぼくはまだ知らないが

・・・次回はあります…!

まあ、それについてはまたの機会にお話しよう。

 

それから、ふと…彼女のヒメ日記が気になったので見てみた。更新されているだろうか。

 

【ヒメ日記】

おもちゃで遊んでくれたお兄さん💓💞

学生時代のお話もできて楽しかった〜☺️

 

どっからおもちゃ出てきたんだよ・・・

言葉の端々から狂気を感じて、スマホ片手にぼくは泣いた。

 

あ!ちさちゃんが同級生の小山さんに似てたとか書きましたけど、さすがに本人じゃ無かったです。伏線張ったみたいになってすいません🥺

みぎわさん

キャッチの虫けら共ォ!!!!

もう騙されるものかァァ!!!!

愛する歌〇〇町!!!!護って見せるぜェェ!!!

 

季節は遡って4月。

治安の悪い放送が相変わらず流れる歓楽街に、春の暖かい風が姿を現し始めたある日。

東京都知事が選挙の時に掲げていた"杉の木を全て伐採する"という公約が未だに守られていない現状に怒りを隠せない花粉症のウサこちゃんは、くしゃみをしながら風俗街に来ていた。

風俗デビュー時のような初々しい緊張感は既に無く、もはや近所のコンビニに行くような感覚に近かった。風俗デビューして何ヶ月か経つが、本当に腐ったものだと自分でも思う。

 

風俗情報サイトで事前に見つけたお店に着くと、アウトレイジの若頭みたいなお兄さんが受付でぼくを迎えた。

ぼくは予約をしてない旨を告げ、お金の節約のため女の子の指名はおまかせにした。女の子を指名すると、指名料が別途でかかるのだ。

 

そしてお金を払い、待合室で五分ほど待っていると、すぐに自分の番号が呼ばれた。

少し期待をしながら、プレイルームに続くカーテンの前に立つ。

根拠は無いけど、なんだか今日はイケそうな気がした。

春の優しい風が、素敵な子を運んできてくれる。ぼくの好みの子がきっと来る。根拠は無いけど、ぼくは自信で満ち溢れていた。

以前行ったお店でキンタローが登場する発注ミス

フライングゲット - ウサこの日常

があったものの、今日こそはアタリを引ける。そう思った。確信した。根拠はないけども確信した。

 

そしてカーテンが開き始める…。

お願い可愛い子来てくれ・・・!!!

頼む!!!!いや来る!!!

キリスト教の幼稚園に通っていたぼくは、10年以上眠っていた信仰心を探し出し、天の神様に祈った。

 

ぼくは目を開いた。

 

デデーン!!!!!

 

やっぱり現実は厳しい笑

 

ぼくの目の前には、"みぎわさん"が立っていた。

そう、ちびまる子ちゃんに出てくるあのブスだ。

透明なフレームのメガネを掛けてニタァと微笑んでくる彼女は、カードゲーム部の集合写真に冴えない男たちと一緒に写ってそうな容姿だった。

ぼくは聖書を燃やし、キリストの絵を踏み潰し、信仰を捨て、キリストb〇tのフォローを外した。

そう言えばここに来る一時間前

オタサーの姫って、"絶対付き合いたくないけどカラオケや漫喫で店員の目を盗んでセックスしたいランキング"第1位に入るんだよなぁウサねぇ」

と今思えば非常に気持ち悪いことを、Twitterで呟いていた事を思い出した。

ぼくは、多摩セン駅前で見かけるロリータファッションの(顔の可愛い)サンリオ女子っぽい子を思い描いていたのだが、

こんなクラスの端っこでBL漫画を描いて、音楽の時間リコーダーでボカロを吹いてそうな、リアルオタサーの姫は想定外だ…。

 

女の子のチェンジ禁止というお店の卑怯なルールも同時に合わさったせいで早々にオーバーキルされたぼくは、彼女に連れられ渋々個室へ向かう…。

するとすぐに、みぎわさんのウェルカムマシンガントークが始まった。

話の内容は(聞いてなかったので)全く覚えていないが

「あ…こいつオタクだな」

とサルでも分かるようなこちらの追従を許さない早口と不謹慎な顔面で、ぼくは圧倒されてしまった(心に1万のダメージ)

 

しかしそんなぼくにはお構いなく、

みぎわさんが「シャワー浴びよう」と提案してきたので一緒に服を脱いだ(彼女の乳輪くんは普通だった)

そしてシャワーを終え体を拭いたかと思えば、今度はみぎわさんの"近距離攻撃"が始まった。

彼女はぼくを仰向けにさせ、乳首を控えめに舐めた後、フェラチオをしてきた。上手くも下手でも無かった(亀頭に500のダメージ)

 

何往復かフェラされた後

今度はみぎわさんに「何かして欲しいことある?」と聞かれ、とりあえずシックスナインをリクエストした。今度はぼくの攻撃だ(やけくそ)

しかしながら

「さっきシャワー浴びたし大丈夫だろw」

と慢心し攻撃態勢に入っていたぼくを待ち構えていたのは、みぎわさんのとても清潔とは言えない"みぎわ"だった。

みぎわからは腐ったチーズみたいな匂いが漂ってきたし、膣口にはマンカスがこびり付いたままだった。

迂闊にもカウンターをお見舞いされてしまったぼくは、人差し指で無造作にクリトリスにピンポンダッシュした後、適当なところでやめてもらうことにした(鼻に1万のダメージ)

 

続いてぼくは、素股をリスエストした。みぎわさんはぼくの下半身に騎乗位の体勢で跨ると、陰茎を右手でつかみながら前後に腰を動かし始めた。うっかり挿入を防ぐ為だろう。しかし、体力があまり無いのか、みぎわさんはすぐに息切れを起こし、腰を動かすのをやめてしまった。ぼくの攻撃が運良く効いたようだ(みぎわさんに2000のダメージ)

 

最後にみぎわさんはローションを取り出すと、ぼくの陰茎に塗りたくってしごき始めた。

 みぎわさんの手コキは意外に上手く、何秒もしないうちにぼくは絶頂に達し発射台から子ウサギたちをぶちまけてしまった。

 

そして案の定、ブッ〇イクなみぎわに金を払って迎える賢者タイムは、非常に耐え難いものだった。45分コースで入ったはずなのに、ぼくの中では既に5時間以上経っていた。卒業式練習に参加させられた気分だった。

 

子ウサこちゃん達をティッシュで拭き取り

みぎわさんと再びシャワーを浴びる間、ぼくはこの後行くラーメン屋のことを考えていた。それ以外のことは何も考えなかった。

 

シャワーから出て着替えるとピロトークが始まった。相変わらず会話は一方通行(キクノツカレータ)なのだが、優しいぼくは仕方なく聞き手に回った。

彼女の話によると

「あまり勉強してなかったけど、ガリ勉の子よりは成績良かったしw」

「模試でその子より良い成績で〜なんか可哀想になっちゃった〜wwwwwww」

「私、日本一頭良い大学にお友達いるんだけど〜」

 

なんというか、ほんとに同性に嫌われそうな子だと思った。

 

そして、

「私幼稚園の頃は周りの男子達がお姫様扱いしてくれてたのに、小学校に上がってからは誰もしてくれなくなったの〜」

と信じられない(笑)ことを宣い始めた"プリンセス"。もうなんて言うか、開いた口が塞がらなかった。

 

すると突然、終わりを知らせるタイマーが部屋の中に鳴り響き悪夢から目覚める時間がやってきた。ぼくはここに来て一番の笑顔になり、危うく拍手までしそうになった。

 

今日、1万円を子種と共にドブに捨ててしまった陰キャは、指名無しの危険さを知った。指名料をケチらず、店員におすすめの女の子を聞いて指名しておけばこんなことにはならなかったのかもしれない。

 

くそ・・・。

ぼくはくしゃみをしながら、複雑な心境でラーメン屋に向かった。

ハンガリーの餅つき大会

大学生の夏休みは長い。

このブログを見てくれているお友達のみんなも、仲間と旅行に行ったり、バイトに勤しんだり、ゲームのランクを上げたり、合宿免許に行ったりと、思うままに夏休みを謳歌していただろう。

さて、そんなウサこちゃんも長すぎる休暇を利用して、1ヶ月ほどヨーロッパでバックパッカーをしていた。

 

今回はいつもの風俗(失敗)レポは休みにして

楽しい旅の1ページ ーーー ハンガリーで開催された“餅つき大会”についてお話ししたいと思う…。

 

ヨーロッパの旅が後半に差し掛かった頃、ぼくはハンガリーの首都ブダペストを訪れた。

ブダペストは物価が安く飯も美味いので、旅人に是非オススメしたい街だ。特に王宮の丘から見渡す街の夜景はとても綺麗なので、ぜひ皆さんにも見ていただきたい。

f:id:usakogabagaba:20190920235816j:image

【撮影・ウサちゃん】

 まあハンガリーダイレクトマーケティングはそのくらいにして、宿で起こった事件について話していこう。

ぼくがブダペストで滞在した宿はいわゆるドミトリーというやつで、赤の他人と同じ部屋で寝泊まりする形式の安宿だ。

ドミトリーの部屋は、漫画喫茶のようにいくつかのブースに分けられていて、それぞれのブースには二段ベッドが1つずつ置かれていた。

同じブースにいたのは英語を話す白人の男で、ぼくがチェックインして部屋に着いた時には、二段ベッドの上段でパソコンをいじっていた。

フロントで渡された鍵の番号を見る限り、本当はぼくが二段ベッドの上段を使うはずなのだが、その男は

「まあええんちゃう?笑」

と言って離れようとせず、結局ぼくが下のベッドを使うことになった。

 

そうこうして1日が過ぎ、滞在2日目。

ぼくはその日、ブダペストのきれいな夜景を見たり美味しいハンガリー料理に舌鼓を打っていて、宿に戻ったのは夜の11時頃だった。

 

寝る前に外で一本タバコを吸っていたら、マリファナの売人に絡まれた話はまた今度話すとして、歯を磨いたり着替えたりしてぼくは結局0時に床に就いた。

明日はスロヴァキア行きのバスに乗るため、早起きしなければならない。

アラームを7時にセットしたぼくは、少しづつ睡魔が襲ってくるのを感じながらそっと目を閉じた・・・。

 

 

 

ちゅ・・・ぱ ちゅぱ・・・ちゅ・・・ぱ

 

 

・・・ふと、目が覚めた。スマホを見ると時刻は午前4時。まだ起きるには早い時間である。7時に起床予定のぼくは、気を取り直してもう一寝入りしようかとそっと目を閉じた。

 

ちゅぱ・・・ちゅぱちゅぱ

 

ちゅぱちゅぱちゅぱ

 

・・・なんでこんな時間にチュッパチャプス舐めてんの…?

隣のブースから聞こえる音のせいで、ぼくの意識は夢の世界から引き戻された。

ぼくはそんな"飴好きな"お隣さんに向けて

「いや朝食えし(笑)」

と寝ぼけ眼で呟き、再び目を閉じた。

 

しかしチュッパチャップスから間もなく

パンパンパンパン!!!!!!

という音がリズミカルに鳴り響き渡り始めた。その音が案外大きく室内に響きわたり、ぼくの意識は先ほどよりも明瞭になった。

何だこれは?お餅をついている?こんな明け方に餅をつくなんてなんて非常識な奴らなんだ。

 

パンパンパンパン!!!!!!アンアンアンアン!!!!!!

・・・もしかして隣のブースでクールポコがネタ合わせしているのか??

 

しかし餅つきにしては餅をつく音が激しすぎるし

「男は黙って〜」というセリフの代わりに、女性の喘ぐ声が一緒に聞こえてくるのはおかしい…。

すると突然ブースを仕切る壁から

ドン!!!!!!ドン!!!!!!

という音が鳴り響いた。

なんだ?今度は太鼓を叩いているのか?

 

いや違う。ぼくはすでに気づいていた。いや、気づいていたのにごまかしていた。

こいつらは"シている"。

先程のチュッパチャプスは言わずもがなキスの音だし

パンパンパンパン!!!!!!ドン!!!!!!ドン!!!!!!

という音は、ああ…もう言うまでもない。

 

ここが他人と相部屋で寝泊まりするドミトリーであるにも関わらず、隣のブースの奴らは性行為を始めたのだ。

 

ぼくは睡眠を奪われた怒りを抑えつつ、だからといってお隣さんを止めに行くわけにもいかないので、事が終わるのを大人しく待つことにした。

すると、5分ほどして物音がピッタリ止まった。

男の方はもうイったのだろうか?

まったく…膣騒がせなヤツらだぜ…。

これでようやく一寝入りできる。そう安堵したぼくは、そっと瞼を閉じた。

しかし残念なことに

パンパンパンパン!!!!!!

という音がほんの2、3分後に再開。彼らは腰を振るのに疲れて小休止していただけのようだった…。

 

まだやるのか…。

くそ…。くそ…。

ぼくは流石に我慢できなくなり

前方からウインカーで煽るBMWのように、枕元のライトをガチガチと付けたり消したりして

壁の向こうの猿たちに「静かにしろ💢」とアピールした。

 

すると、効果があったのだろうか?先程まで騒がしかった隣のブースが急に大人しくなった。

 

しかしその直後、壁の向こうから「ファッ○!!」という声が聞こえてきた。

 

どうやら相手の逆鱗に触れたようだった。

 もしかしたら屈強な白人がこちらのブースに乗り込んできて、ぼくの顔面に一発お見舞いして来るかもしれない・・・。ぼくは先ほどの行いを悔いた。

 

しかし彼らがこちらに"遊びに"来ることはなく、その代わりにひそひそしゃべる声が聞こえてきた。

👨「You can fuck everyday!」

👩「wwwwwwwww」 

ぼくには彼らがこの状況を楽しんでいるように見えた。人の睡眠時間を奪っておいてとんでもない輩だ。

 

すると突然、ブースの外から足音が聞こえてきた。

もしや他のブースの人達もこいつらの物音に気付いて、直接怒鳴り込みに来たのか・・・?喧嘩がはじまるのか・・・??

ぼくがそんな思考を廻らせていると、隣のブースのカーテンが開かれる音がした。

 

ぼくはお隣の動向に耳を傾け続けた。

 

👨「Oh my god!!!!!!!wwwwwwwwwww」

👩「wwwwwwwwwww」

 

どうやら先程の足音は別のカップルが立てたもので、2人は腰振りザル達の友人のようだ。

ブースの下側の隙間からは、ベッドに腰かけている4人分の足が見えた。

 

人数が増えたせいかお隣さんはますます盛り上がっているようで、先程よりもうるさい笑い声が幾度となく聞こえてきた。

 

👨「This is ‘teamwork‘!!!!!!!」

👩「teamwork? wwwwwwwwwww」

👩「wwwwwwwwwwww」

👨「Shhhhhhhhh wwwwwwwwwww」

 

 しかしこの後、僕の予想をはるかに上回る事件が起こってしまう。

 

なんとこいつらは4人で事に及び始めたのだ。

 

ちゅぽちゅぱちゅぱちゅぱ

パンパンパンパン!!!!!!!

という汚い四重奏が響いてくるせいで、ぼくはますます眠れなくなった。

 

外人やべえ。

ぼくは放心状態だった・・・。

 

 

 

 

・・・どのくらい経っただろうか。

事を終えた彼らはどこかに出かけたようで、隣のブースは静まり返っていた。

気づけば午前6時。起床時間まであと1時間である。

ぼくは残りの睡眠を諦めて、表にタバコを吸いに出た。

そのあとシャワーを浴びるついでにヌいた。何日か禁欲していたので、濃いものが出た。悔しかった。

 

白人と輪になってマリファナ吸った話も、また今度したいと思う。

美咲

初めては中3の夏休みだった。相手の名前は皆川なつみ。周りからは"なつこりん"と呼ばれていた。

国立オナホ研究所に勤務している若手の研究員だ。

彼女との関係が周りにバレてしまうのではないかと、思春期真っ盛りのぼくは不安を隠せなかったが、それは杞憂だった。

 

2人目は高1の冬休み。最初は年頃の娘と関係を持ったが、次の日には母親にも手を出した。二人とも名前は忘れてしまったが同じ苗字で間違いない。

母親の方は出産を経験しているせいか比較的中がまったりしていて、娘の方は締まりがよかった。上は母で、下は娘。貫通型なので掃除が楽だった。

 

3人目からはよく覚えていないが、多分"口"だったと思う。ゴム製の前歯が当たって痛かったし、前の奴より締まりが悪くてすぐに捨てた。

 

時が経ち、"彼女"に出会ったのは昨日のことだ。

究極のオナニーライフを求めてAmazonを探検中、ウサこちゃんの前に1人の少女が現れた。それが美咲。というより、明らかにシャ○マスの咲○だった。

f:id:usakogabagaba:20190620223816j:image

著作権スレスレなパッケージに描かれた美咲さんは、スイカみたいなおっぱいを丸出しにしながら、男にハメ撮りされている真っ最中だった。彼女は顔を紅潮させながらカメラ目線でぴぃ〜〜す♡しており、見た者まで下品な気分になってしまう。

 

まったく…彼女はリベンジポルノで全世界に自分の裸体が流出するという危険性をまったく考えてないし、ネットリテラシーというかモラルが欠如している(クチャクチャ)(早口)

そしてそれを撮影している相手の男は、動画公開のスペシャリストYouTuberかもしれないし"マホト"に遺憾だ。

 

まあそうこう下らないことを考えながら、ぼくは美咲ちゃんをカートに放り込んで注文ボタンを押した。約二千円の買い物である。ウサちゃんはプライム会員なのでお届け日は明日だ😎

 

商品の注文後、注文履歴を確認すると、デリバリープロバイダというヤマトではない宅配業者が届けに来ることになっていた。このデリバリープロバイダ、詳細はググっていただきたいが、遅い乱雑態度悪いなど、業者の評判は散々である。

 

ウサこちゃんが特に被害を被ったことは無いのだが、毎度うちに荷物を届けに来る宅配員がチ○ピラみたいな人なため、万が一何か不備があっても、陰キャのウサちゃんは怖くて文句言えそうにない。

 

ぼくは少しだけ不安を感じながら、その日は床に就いた。

 

そして日付は変わって今日の夕方、家のインターホンが鳴った。どうやら無事に届いたようだ。

すぐさま玄関に向かい荷物を受け取ると、いつものチ○ピラにお礼を言ってドアを閉める。そして早速ダンボールを開封し、注文した品物とご対面。ついでに注文した携帯灰皿を机の脇に追いやると、ぼくはすぐさまオナホを開封した。

 

箱を開けてみると、思ったよりもサイズが大きくて驚いた。女子大生がよく持ち歩いてる水筒くらいはあった。

美咲の膣口はアヒルの口みたいになっていて、ぼくにコンニチハと挨拶しているように見えた。

ゴム製のマンスジを開いてみると、申し訳程度にクリトリスを模った突起が付いていて、パッケージに描かれたクソビッチとは対照的に、腟内は綺麗なピンク色だった。

オナホを裏返してみると、ちゃんと子宮?まで再現されていた。エロ漫画でよく見るあの断面図を生で見た気分だ。

 

しかし開封したての美咲は、なんか有害そうな匂いがしたし、油のようなヌメヌメしたものが付着していた。まあ新品なのでしょうがない。

 

エッチする前は体を綺麗にしろと、ツイッターで花魁気取りの風俗嬢共が散々言っていたので、ぼくは美咲をボディーソープで軽く洗ってあげた後、タオルで優しく吹いてあげることにした。

 

そして美咲のシャワーが終わると、ぼくは早速コンビニで買った快○天6月号を持ってきて机に広げた。

ツインテールの女の子が生配信したり、高校教師が平気な顔して生徒を犯していたりと、危ない事案を含めてカオスな内容だった。

ぼくは無言でボクサーブリーフを脱いで、マスカキポジションについた。

途中オナホにローションを流し込みすぎて入口で液状化現象が起きるハプニングが発生したものの、美咲の口はおいで♡と誘っているようだった。

たまらずぼくは、大きくなったモノを美咲に挿入した。まあ…ふつうに気持ちよかった。多分フィニッシュまで5分も経ってない。感想はこれだけだ。

 

事後、陽キャであれば女の子とゆったりピロトークを楽しむはずなのだが、目の前に横たわる580グラムのゴム製品は、陰キャのぼくに何も話かけてくれない。

そして何より一番虚しいのは、使用済みのオナホを洗うときである。射精後特有のきゅぅんとした心地で、オナホの内側を水洗いする。

 

はぁ。。。

あ、明日2限からやん。。

 

はじめてのピンサロ

さて突然だが、

皆さんは中高生の頃、授業中に勃起して冷や汗をかいた経験はないだろうか。

ズボンの不自然な雲仙普賢岳が隣の席の女子にバレてしまうのではないかという焦燥感に駆られ

こちらの事情も考えず終わりの号令をかけ始める教師に殺意を抱いたジェントルマンも多いのではないだろうか。

もちろんウサこちゃんもそんな経験―授業立ちを幾度となくした1人である。

 

しかし大学生になって分かったことだが、

大学の講義終わりに、わざわざ「起立礼着席」を学生に求める教授はいない。

教授の「今日はここまでにします、お疲れ様でした」という一声で、先程まで静寂だった空間がモンキーパークに様変わりし、みんなサル山に帰って行く。

だから万が一勃起したとしても、椅子の背もたれに股間を押し付けながら起立する必要は無いし、ゆっくりと下半身に発生した乱れを落ち着かせればよいのだ。

 

なので今日のぼくも、安心して授業中に勃起していた。

ぼっちで授業を受けていたので、勃起してもひとりだ。

陽キャたちは勃起しても2人もしくは3Pなのだが、陰キャのぼくはいつでも一人セゾンだ。

 

しかしながら、家に帰ってパソコンの前でマラをしごこうと、全裸で構内をブリッジして女子を追いかけようと、結局のところ一人は寂しい。

他人からの承認欲求に常に飢えている人という生き物は、陰キャであれ陽キャであれク〇ザワであれやっぱりみんなそんなもんだ。

 

しかし、人という生き物の中でも特に聡明さに長けている個体であるぼくは、そんな孤独を快楽に変えてくれる"魔法の場所"があることにふと気づいた。

それはどこだ?そんな楽園が本当にあるのか?本当なら行くしかない。思い立ったら即行動。一人より二人の方が気持ちいい。一人はみんなのためにみんなは一人のために。わんふぉあおーるおーるふぉあわん!!

 

 

 

 

ぼくは風俗に行くことにした。

 

文明が生んだ高度な利器Googleマップを駆使して、最寄りの風俗店を探してみる。

すると、検索結果の上位にピンサロがいくつかヒットした。

ぼくは今まで箱ヘルにしか行ったことがなかったため、かねてから一度ピンサロに行ってみたいと思っていた。

ここにすかw

ぼくはピンサロ行きを即決し足取りを進め始めた。

 

しかしウサこちゃんには、1つ心配事があった。今日のぼくは、チャンピオンのパーカーにノースフェイスのリュックという、部活終わりの高校生みたいな格好をしていたのだ。おまけにぼくは童顔なので、年齢の怪しさにますます拍車がかかってしまう。そんな大学デビューに全く縁のない陰キャ特有の心配事を抱えながら、ぼくは店に向かった。

 

だが店に着いても、年齢確認をされることは無かった。受付でぼくを迎えた金正恩ヘアの店員は、ぼくの容姿の幼さを怪しむこと無く、指名の有無を聞いてきた。

それに安堵したぼくは、せっかくなので指名することにした。


しかし指名写真を見ると、女の子の顔全体が白いモヤモヤで隠されていた。

この女の子たちは警察24時で何か軽犯罪を犯したのだろうか。

「これじゃあ選びようないウサァ…」とがっかりしたぼくは、仕方なく写真の下に書かれた年齢やスリーサイズを吟味し始めた。

女を選ぶ要素がもはや文字だけという、平安時代並の指名システムに困惑しながら、ぼくは結局Eカップの女の子を選んだ。やはりおっぱいは大きいに限る。


そんなこんなで指名を済ませ店員にお金を払うと、小さなブースへ案内された。ピンサロの中は漫画喫茶のようになっていて、覗こうと思えばほかの客のプレイが見えるような作りになっていた。

既に何人か先客もいるようで、どこかのブースから女の子が談笑している声が聞こえる。

 ぼくはそんなピンサロの露骨さに驚きつつ、女の子を待ち始めた。

 

そしてしばらくすると、赤い着物を着た女の子がやって来た。デレステの"小早川紗枝ちゃん"が着ている和風の舞台衣装に似ていた。

しかし紗枝ちゃんと大きく異なる点は、体が少しふくよかだったことだ(紗枝ちゃんは149cmで小柄)。店の照明が暗いせいで、顔はよく見えなかった。

 

「こんにちは〜よろしくね〜」

と明るい挨拶から始まり、行為前の"雑談"ではここに来る前何してたのかとか、年齢についてだとか、他愛もない会話が飛び交った。

彼女の名前は忘れてしまったが、ここでは便宜上"紗枝ちゃん"としておこう。

ちなみに年齢は25歳らしい。まだぼくが未成年であることを聞くと驚いて、

「私みたいなおばさんで大丈夫?」

と心配そうに尋ねて来た。そんな年上のお姉さんの少し自信なさげな反応に、ぼくは何故か興奮した。

 

すると突然、紗枝ちゃんは僕の太ももにまたがってきた。

三度の飯よりおっぱいが大好きで、おっぱいで紛争問題、貧困格差、人権差別諸々の問題が解決するとキャ〇オくんと同様に信じているぼくは、無我夢中で彼女のEカップを揉み始めた。

 

しかし、その流れでパンツの中に手を入れようとすると「ごめん…今日生理なの」と拒絶され、ぼくの右手は行き先を無くす。

すると紗枝ちゃんは、場を白けさせないためか、流れるようにぼくのズボンとパンツを脱がし始めた。

同時に彼女も和風の衣装を脱ぎ捨て、パンツ一丁になる。腹部を見ると、ふくよかな体のせいか三段腹になっていた。

そして彼女はぼくの下半身に移動すると、陰茎を握りそのまま口にくわえた。ぼくは唾液と共に下半身を上下する快感に酔いしれた。

 

ふと、他の客はどうしているのだろうかと気になった。

こちらのブースと隣のブースは低めの壁で仕切られていて、首を少し伸ばせば覗けてしまう。

どうやら隣にも客がいるらしく、嬢と談笑する男の声が途切れ途切れに聞こえてきた。

 

ぼくは興味本位で隣を覗いた。

しかしすぐに、自分の軽率さを恨んだ。

 

ぼくの目に映ったのは、ヨボヨボのおじいちゃんがおっぱい丸出しの嬢に手コキされている姿だったのだ。

ぼくはおじいちゃんからすぐに目を逸らし、汚いものを見なかったことにした。

すると、隣から

ジュボ!!ジュボ!!ジュボ!!ジュボ!!!

と何かが摩擦で擦れているような音が鼓膜を突き破るように聞こえて来た。

ぼくはびっくりして思わずもう一度隣を覗いてしまった。

秒で後悔した。

ひょっとこ顔の嬢が、おじいちゃん相手にバキュームフェラを繰り出していたのだ。

西成の手コキ嬢よりも下品なものを見てしまったせいで、ぼくはますます萎えてしまった。 

そして、追い打ちをかけるように聞こえてきた

👴「アァ〜〜〜〜!」

というチャバネゴキブリの喘ぎ声で不快指数がカンストし、ぼくは"出さず"に萎えた。下半身がマナーモードになった。

 

急にテンションが低くなったぼくを見た紗枝ちゃんは

「ねぇ、痛くない?」と何度も気を使って聞いてくれた。

申し訳なくなってしまったぼくは
高校時代の可愛い女の子や、昨日抜いたAV女優の顔をひたすら思い出し、やっとの思いで紗枝ちゃんのために射精した。

 

しかし5000円払って獲得した賢者タイムは重苦しかった。どうぶつの森でお気に入りの住人が引っ越してしまった時と同じくらい重かった。

 

先程亀頭から放出した"子ウサこちゃんたち"をティッシュで拭き終えると、紗枝ちゃんとつかの間のイチャイチャタイムが始まった。

紗枝ちゃんとマットでゴロゴロしながら抱き合うと、ぼくの鼻をシャンプーの良い香りが伝ってきた。

せっかくなので何のシャンプーを使っているのか聞いてみると、
「ラックス、ラックス・・・ラックス・・・」

と紗枝ちゃんは呪文のように連呼し始めた。

ここで「え?セックス??」と聞き返すのが陽キャ流の模範解答なのかもしれないが、コミュ障手帳保持者のぼくは、しゃちほこばった愛想笑いをするので精一杯だった。


タイマーが鳴り時間になったので着替えると、最後は軽くキスをしてお別れ。

 

家に帰ってシャワーを浴びると、パンツの中がめちゃくちゃ紗枝ちゃんのヨダレ臭くて、やっぱり"出さずに"萎えた。

 

フライングゲット

気温が急激に下がり、冷たい風が街中を疾駆する冬のある日。性欲を持て余したウサこちゃんは、バイト帰りに風俗街に繰り出すことにした。

 

“この街には”様々な人種の人がいた。

片言の日本語で「ナミイッチョ!!!」とオーダーを繰り返す松屋の店員、童顔のぼくには決して声を掛けてこないキャバクラのキャッチ、聖書を持って微笑んでくる怪しいマダムたち。

そして華やかな歓楽街を歩くだけで雰囲気を盛り下げる、童貞陰キャのぼく。

 

性的サービスを受けに行くことに対する羞恥心からか。それとも周囲で騒ぐ陽キャの集団に狼狽しているからか。この街の人間や建物に対して、別世界の物のように畏怖している自分がいた。

スクールカースト最下位常連のぼくにとって、パリピが多く賑やかな歓楽街は性にあわないのかもしれない。

 

さて、そんな下らないことを考えているうちに、お店が入る建物に到着した。

一旦入口の前で立ちどまったぼくは、ネットで店の情報を用心深く再確認する。そして5分ほどで綿密なリサーチを終えたぼくは、緊張しながら忍び足でエレベーターに乗り込んだ。

そして、陰キャ1人を乗せた少し古めのエレベーターは、ゆっくりと階を重ねながら上昇し、間もなく店がある階に到着した。無機質な女性のアナウンスと共に目の前のドアが開き、ぼくは店内へ足を踏み出した。

 

すると

 

「いらっしゃいませ~!!女の子ですかぁ〜~??!w」

と、緊張していたぼくを煽るような騒音挨拶が耳に入り込み、鼓膜を凌辱するようにかき乱した。

元々現実にあるはずの意識が、もう一度現実に引っ張り戻されたような心地がして目の前を見ると、

ハライチの澤部にそっくりな店員が、ぼくに"挑戦"するかのような笑みを浮かべながら、こちらの様子を伺っていた。

 

ここで舐められてはいけないと思ったぼくは

そんな澤部に対してぼくは冷静さ見せつつ

「ええ、まあ」

と、キャ〇オくんがしたような、いかにも行き慣れてます風の余裕を繕ってみせた。

 

すると澤部は

「ご指名はございますかぁ〜〜??!!ww」

とぼくをますます煽り立ててきた。

思わず拳が出そうになった。

 

ぼくは湧き出た怒りを抑えながら、澤部から受け取った指名パネルを仕方なく覗いてみた。

確かにそれは、女の子の名前や写真が載っている、いたって普通の指名パネルだったのだが、唯一おかしな点があった。

写真に写った彼女たちの目から下には、白いモヤモヤがかけられていたのだ。

 

突然だが、みなさんの中学や高校には、1年中マスクをしている”ニコ生主”みたいな女子がいなかっただろうか?

学年に一人は絶対いたはずだ。

彼女の目元は確かに可愛いのだが、果たしてマスクを取っても可愛いのだろうか。

 

可愛いわけがない

マスク女子は99.9パーセント、花粉アレルギーや何かしらの慢性疾患である者を除いて、顔面土砂崩れである(炎上案件)

 

容姿が優れているもしくは普遍的であるという自信や自覚があれば、マスクの着用に過度に固執し、暑苦しい夏場もマスクの着用を続ける必要はないだろう。

 

策略家である彼女たちは

「人の脳は、隠れて見えない部分を想像で補完する」

という性質を利用し、我々の前で"偽りの美少女"を演じるのだ。

 

昼休み、お弁当を食べるために渋々マスクを外した彼女を見た君たちは、異様に大きなたらこ唇や団子鼻を目にして、残念な気持ちになるかもしれない。

 

しかしだからといって、

我々がマスクで欺かれたからといって、彼女達を責めるべきではない。

彼女らのマスクの下に広がる"楽園"を"勝手に"想像し、現実とのギャップに勝手に失望する方が、はるかに理不尽で罪深いからだ。

 

・・・なんて、芭旺くんにチンゲが生えた程度の哲学にふけっている場合ではない。

 

事前に予約をして来なかったぼくは、この中で一番早く案内出来る子を澤部に聞いてみることにした。

 

すると澤部は、目元が上戸彩に似た子を紹介してくる。プロフィールによれば彼女は新人らしい。

しかしこの時、頭を使わずチンコで物事を考えていたぼくは、先ほど述べた「マスク哲学」をアナルの片隅に追いやっていた。

目元だけでは信用に値しないことは分かっていたのに

分かっていたのに…

「え、別にヤれればよくね?笑」

と、ぼくの中の渡〇陽太に後押しされ、戸彩を指名することにした。

 

澤部にお金を払い番号札を受け取ると、カーテンで仕切られた待合室に通された。

待合室の中には赤い自動販売機やテレビが置かれていて、壁には店のお約束事

(女の子のチェンジ禁止・嬢の嫌がることをしない等々)

が赤い太字で書かれた紙が貼られていた。

 

室内をキョロキョロと見渡しつつ、待ち時間がもう少しあるようなので、ぼくはトイレへ向かうことにした。

 

トイレで用を足した後、洗面台の前で備え付けのマウスウォッシュを口内でグチュグチュとかき回して吐き出した。

そして、もうすぐやってくる上戸彩ちゃんにウキウキしながら前髪を整えご対面に備えた。

ふと、鏡の前の自分が少し笑顔になっているのに気づいた。客観的に見ればキモオタスマイルニチャアなのだが、その日のぼくは普段よりも良い顔をしていたと思う。

 

そしてトイレから戻り

ディズニーランドに来た時のようなワクワク感を味わいながら待合室で引き続き待っていると、澤部が自分の番号を呼びに来た。

ぼくは椅子から立ち上がり、「はい!」と爽やかな返事をした。ようやく京葉線舞浜駅に着いた気分だった。

 

そして、

「行ってらっしゃ〜い!!!」

という澤部の元気な掛け声と共に、”アトラクション”に続くカーテンが開かれようとしていた。

その頃には、既に澤部のウザさがあまり気にならなくなっていた。彼は多分、場を盛り上げてくれるタイプの人間なのだ。

就活で定番な潤滑油のような人間とは別で、皆を楽しませる花火のような人間なのだと思う。まさにキャストの鑑だ。

 

ありがとな!澤部!お前ともしばらくのお別れだ!店を出る時にまた会おう!元気でな。

ぼくは心の中で澤部に感謝していた。向こうも風俗デビュー間近のぼくを激励してくれていたに違いない。

 

そして同時に、カーテンの下からはぼくと遊んでくれる”ミニー”の白い足が少しだけ見えていた。

そんなささやかなチラリズムは、ぼくの期待と股間をますます増長させてくれる。

ぼくはカーテンの向こうでこれから始まる”テコキトリカルパレード”に思いを馳せた。

 

そして、夢の国へのゲートが開く・・・

 

ナーナナ~~~~wwwwwwwwwwナナナナーナーナ~~~~wwwwwwww!!!!!!!wwwwww

 

 

 

 

??????????!!!!!!!!!!!!

 

 

 

突然、ぼくの頭の中でAKB48フライングゲットが流れた

www.youtube.com

思わず顔を正面へ向き直すと

キンタローに似た女がこちらを見て微笑んでいた

 

「あ…」

 

・・・・・・ 末摘花の素顔を初めて見た光源氏も、同じ気持ちだったのかもしれない。

光源氏の顔面を100発殴っても似つかないくらいブッサイクなぼくの顔面は、女の子の発注ミスが起こったせいで余計奇形さを増していた。

 

そんな動揺するぼくの前で

「こんにちは、萌々香です。お願いします」

 と、キンタローもとい萌々香ちゃんは自己紹介を始めた。

 

「あ、よろしくお願いします…」

それに返事を返すぼくの声は、少し掠れていた。

 

あ…

 

待ち時間に読んだお約束事の紙に書かれた

「女の子のチェンジ禁止」

という赤い太字が脳内をよぎる。

 

(こういうことか…)とクソみたいな伏線を回収せざるを得なかった。

 

だがしかし

ぼくはそれでも

高い金を払ったんだからこの時間を楽しもうと割り切り、キンタローとのおしゃべりに期待した。

 

しかし彼女は、いくら話題を振っても

「へ〜笑そっか〜笑」

しか言わないヘソカさんだし、おっぱいを弄っても感じたふりすらしてくれないマグロさんだった。

 

そしてなにより、彼女はワキガだったのだ。

 

シャワーを浴びたばかりのはずなのに、彼女の脇や胸からは、カレー屋の換気口のようなスパイシィィーなにおいが漂って来た。

"においに負けてはならぬ"と彼女の乳首を舐め続けたが、自己主張強めなアポクリン汗腺とぼくの鼻が接触事故を起こし、鼻がもげそうになった。

とうとう我慢の限界を迎えたぼくは、彼女の脇を出来るだけ鼻から遠ざけようと下半身を攻めて貰うことにした。

 

すると、ぼくの注文通りキンタローは男性器を口に含み、ジュボジュボといやらしい音を立て始めた。

お喋りは下手くそなくせに、フェラチオはそこそこ上手いという、口使いのクオリティの差に困惑しつつも、ぼくは性器を上下に流れる性的快感に酔いしれていた。

 

それがしばらく続いた後、キンタローは顎が疲れたのか今度は手コキにチェンジ。店内で流れる”川崎ドリフト”のリズムに合わせてキンタローが繰り出してくる手コキは正直気持ち良く

 

「ヘーイ!!!!泥水からシャンペエエエン!!!」

 

のところで、カルピスサワーをぶちまけてしまった。

 

www.youtube.com

 

しかし大金払って獲得した賢者タイムなのに、なんだか重苦しい気分だった。

悲しいし悔しいし脇臭い。

 

 

 

・・・・・・行為後キンタローと一緒にシャワーを浴びながら、再びピロトークを試みた。

 

🐰「新人って書いてあったけど、入店して何日ぐらいなの?」

 

「1年目」

 

🐰「あ、そうなんだ〜、じゃあ結構慣れてるんだね〜」

 

「うん」

うん!!!!笑

ヘソカさん相手だと会話のキャッチボールは成り立たず、彼女の素っ気ない脈なし返事を受け、ぼくの残念なトーク力はあっさり在庫切れを起こしてしまった。

 

そして、ぼくの内側から突如として湧き出た

フライングゲット・・・

という懐かしい決めゼリフに集約された極度の虚しさは、ぼくの心を乱雑に締め付け、地べたに叩きつけるように痛めつけてきた。

 

彼女はまだ体を洗うと言うのでシャワールームから一足先に出ると、換気が不十分なせいで部屋の中がむっと暑苦しかった。シャワー後の湯気が体にしつこくまとわりついてきて少し腹が立った。

ぼくは冷静にならねばと早々に店を出ることにした。

 

表通りに出ると、寒風に吹かれてやって来た寂寞の思いを胸に抱いた陰キャラが、1人で駅に向かっていた。

世間はもうすぐクリスマスだった。

もうしばらくこの街に居座るであろう冬の寒さと先程の悲劇が、ぼくを余計にセンチメンタルな気分にする。

 

てか新人って書いてあったのに1年目ってどういうことやねん…。