ウサこの日常

ウサッ!wウサッ!w

みぎわさん

キャッチの虫けら共ォ!!!!

もう騙されるものかァァ!!!!

愛する歌〇〇町!!!!護って見せるぜェェ!!!

 

季節は遡って4月。

治安の悪い放送が相変わらず流れる歓楽街に、春の暖かい風が姿を現し始めたある日。

東京都知事が選挙の時に掲げていた"杉の木を全て伐採する"という公約が未だに守られていない現状に怒りを隠せない花粉症のウサこちゃんは、くしゃみをしながら風俗街に来ていた。

風俗デビュー時のような初々しい緊張感は既に無く、もはや近所のコンビニに行くような感覚に近かった。風俗デビューして何ヶ月か経つが、本当に腐ったものだと自分でも思う。

 

風俗情報サイトで事前に見つけたお店に着くと、アウトレイジの若頭みたいなお兄さんが受付でぼくを迎えた。

ぼくは予約をしてない旨を告げ、お金の節約のため女の子の指名はおまかせにした。女の子を指名すると、指名料が別途でかかるのだ。

 

そしてお金を払い、待合室で五分ほど待っていると、すぐに自分の番号が呼ばれた。

少し期待をしながら、プレイルームに続くカーテンの前に立つ。

根拠は無いけど、なんだか今日はイケそうな気がした。

春の優しい風が、素敵な子を運んできてくれる。ぼくの好みの子がきっと来る。根拠は無いけど、ぼくは自信で満ち溢れていた。

以前行ったお店でキンタローが登場する発注ミス

フライングゲット - ウサこの日常

があったものの、今日こそはアタリを引ける。そう思った。確信した。根拠はないけども確信した。

 

そしてカーテンが開き始める…。

お願い可愛い子来てくれ・・・!!!

頼む!!!!いや来る!!!

キリスト教の幼稚園に通っていたぼくは、10年以上眠っていた信仰心を探し出し、天の神様に祈った。

 

ぼくは目を開いた。

 

デデーン!!!!!

 

やっぱり現実は厳しい笑

 

ぼくの目の前には、"みぎわさん"が立っていた。

そう、ちびまる子ちゃんに出てくるあのブスだ。

透明なフレームのメガネを掛けてニタァと微笑んでくる彼女は、カードゲーム部の集合写真に冴えない男たちと一緒に写ってそうな容姿だった。

ぼくは聖書を燃やし、キリストの絵を踏み潰し、信仰を捨て、キリストb〇tのフォローを外した。

そう言えばここに来る一時間前

オタサーの姫って、"絶対付き合いたくないけどカラオケや漫喫で店員の目を盗んでセックスしたいランキング"第1位に入るんだよなぁウサねぇ」

と今思えば非常に気持ち悪いことを、Twitterで呟いていた事を思い出した。

ぼくは、多摩セン駅前で見かけるロリータファッションの(顔の可愛い)サンリオ女子っぽい子を思い描いていたのだが、

こんなクラスの端っこでBL漫画を描いて、音楽の時間リコーダーでボカロを吹いてそうな、リアルオタサーの姫は想定外だ…。

 

女の子のチェンジ禁止というお店の卑怯なルールも同時に合わさったせいで早々にオーバーキルされたぼくは、彼女に連れられ渋々個室へ向かう…。

するとすぐに、みぎわさんのウェルカムマシンガントークが始まった。

話の内容は(聞いてなかったので)全く覚えていないが

「あ…こいつオタクだな」

とサルでも分かるようなこちらの追従を許さない早口と不謹慎な顔面で、ぼくは圧倒されてしまった(心に1万のダメージ)

 

しかしそんなぼくにはお構いなく、

みぎわさんが「シャワー浴びよう」と提案してきたので一緒に服を脱いだ(彼女の乳輪くんは普通だった)

そしてシャワーを終え体を拭いたかと思えば、今度はみぎわさんの"近距離攻撃"が始まった。

彼女はぼくを仰向けにさせ、乳首を控えめに舐めた後、フェラチオをしてきた。上手くも下手でも無かった(亀頭に500のダメージ)

 

何往復かフェラされた後

今度はみぎわさんに「何かして欲しいことある?」と聞かれ、とりあえずシックスナインをリクエストした。今度はぼくの攻撃だ(やけくそ)

しかしながら

「さっきシャワー浴びたし大丈夫だろw」

と慢心し攻撃態勢に入っていたぼくを待ち構えていたのは、みぎわさんのとても清潔とは言えない"みぎわ"だった。

みぎわからは腐ったチーズみたいな匂いが漂ってきたし、膣口にはマンカスがこびり付いたままだった。

迂闊にもカウンターをお見舞いされてしまったぼくは、人差し指で無造作にクリトリスにピンポンダッシュした後、適当なところでやめてもらうことにした(鼻に1万のダメージ)

 

続いてぼくは、素股をリスエストした。みぎわさんはぼくの下半身に騎乗位の体勢で跨ると、陰茎を右手でつかみながら前後に腰を動かし始めた。うっかり挿入を防ぐ為だろう。しかし、体力があまり無いのか、みぎわさんはすぐに息切れを起こし、腰を動かすのをやめてしまった。ぼくの攻撃が運良く効いたようだ(みぎわさんに2000のダメージ)

 

最後にみぎわさんはローションを取り出すと、ぼくの陰茎に塗りたくってしごき始めた。

 みぎわさんの手コキは意外に上手く、何秒もしないうちにぼくは絶頂に達し発射台から子ウサギたちをぶちまけてしまった。

 

そして案の定、ブッ〇イクなみぎわに金を払って迎える賢者タイムは、非常に耐え難いものだった。45分コースで入ったはずなのに、ぼくの中では既に5時間以上経っていた。卒業式練習に参加させられた気分だった。

 

子ウサこちゃん達をティッシュで拭き取り

みぎわさんと再びシャワーを浴びる間、ぼくはこの後行くラーメン屋のことを考えていた。それ以外のことは何も考えなかった。

 

シャワーから出て着替えるとピロトークが始まった。相変わらず会話は一方通行(キクノツカレータ)なのだが、優しいぼくは仕方なく聞き手に回った。

彼女の話によると

「あまり勉強してなかったけど、ガリ勉の子よりは成績良かったしw」

「模試でその子より良い成績で〜なんか可哀想になっちゃった〜wwwwwww」

「私、日本一頭良い大学にお友達いるんだけど〜」

 

なんというか、ほんとに同性に嫌われそうな子だと思った。

 

そして、

「私幼稚園の頃は周りの男子達がお姫様扱いしてくれてたのに、小学校に上がってからは誰もしてくれなくなったの〜」

と信じられない(笑)ことを宣い始めた"プリンセス"。もうなんて言うか、開いた口が塞がらなかった。

 

すると突然、終わりを知らせるタイマーが部屋の中に鳴り響き悪夢から目覚める時間がやってきた。ぼくはここに来て一番の笑顔になり、危うく拍手までしそうになった。

 

今日、1万円を子種と共にドブに捨ててしまった陰キャは、指名無しの危険さを知った。指名料をケチらず、店員におすすめの女の子を聞いて指名しておけばこんなことにはならなかったのかもしれない。

 

くそ・・・。

ぼくはくしゃみをしながら、複雑な心境でラーメン屋に向かった。