ハンガリーの餅つき大会
大学生の夏休みは長い。
このブログを見てくれているお友達のみんなも、仲間と旅行に行ったり、バイトに勤しんだり、ゲームのランクを上げたり、合宿免許に行ったりと、思うままに夏休みを謳歌していただろう。
さて、そんなウサこちゃんも長すぎる休暇を利用して、1ヶ月ほどヨーロッパでバックパッカーをしていた。
今回はいつもの風俗(失敗)レポは休みにして
楽しい旅の1ページ ーーー ハンガリーで開催された“餅つき大会”についてお話ししたいと思う…。
ヨーロッパの旅が後半に差し掛かった頃、ぼくはハンガリーの首都ブダペストを訪れた。
ブダペストは物価が安く飯も美味いので、旅人に是非オススメしたい街だ。特に王宮の丘から見渡す街の夜景はとても綺麗なので、ぜひ皆さんにも見ていただきたい。
【撮影・ウサちゃん】
まあハンガリーのダイレクトマーケティングはそのくらいにして、宿で起こった事件について話していこう。
ぼくがブダペストで滞在した宿はいわゆるドミトリーというやつで、赤の他人と同じ部屋で寝泊まりする形式の安宿だ。
ドミトリーの部屋は、漫画喫茶のようにいくつかのブースに分けられていて、それぞれのブースには二段ベッドが1つずつ置かれていた。
同じブースにいたのは英語を話す白人の男で、ぼくがチェックインして部屋に着いた時には、二段ベッドの上段でパソコンをいじっていた。
フロントで渡された鍵の番号を見る限り、本当はぼくが二段ベッドの上段を使うはずなのだが、その男は
「まあええんちゃう?笑」
と言って離れようとせず、結局ぼくが下のベッドを使うことになった。
そうこうして1日が過ぎ、滞在2日目。
ぼくはその日、ブダペストのきれいな夜景を見たり美味しいハンガリー料理に舌鼓を打っていて、宿に戻ったのは夜の11時頃だった。
寝る前に外で一本タバコを吸っていたら、マリファナの売人に絡まれた話はまた今度話すとして、歯を磨いたり着替えたりしてぼくは結局0時に床に就いた。
明日はスロヴァキア行きのバスに乗るため、早起きしなければならない。
アラームを7時にセットしたぼくは、少しづつ睡魔が襲ってくるのを感じながらそっと目を閉じた・・・。
ちゅ・・・ぱ ちゅぱ・・・ちゅ・・・ぱ
・・・ふと、目が覚めた。スマホを見ると時刻は午前4時。まだ起きるには早い時間である。7時に起床予定のぼくは、気を取り直してもう一寝入りしようかとそっと目を閉じた。
ちゅぱ・・・ちゅぱちゅぱ
ちゅぱちゅぱちゅぱ
・・・なんでこんな時間にチュッパチャプス舐めてんの…?
隣のブースから聞こえる音のせいで、ぼくの意識は夢の世界から引き戻された。
ぼくはそんな"飴好きな"お隣さんに向けて
「いや朝食えし(笑)」
と寝ぼけ眼で呟き、再び目を閉じた。
しかしチュッパチャップスから間もなく
パンパンパンパン!!!!!!
という音がリズミカルに鳴り響き渡り始めた。その音が案外大きく室内に響きわたり、ぼくの意識は先ほどよりも明瞭になった。
何だこれは?お餅をついている?こんな明け方に餅をつくなんてなんて非常識な奴らなんだ。
パンパンパンパン!!!!!!アンアンアンアン!!!!!!
・・・もしかして隣のブースでクールポコがネタ合わせしているのか??
しかし餅つきにしては餅をつく音が激しすぎるし
「男は黙って〜」というセリフの代わりに、女性の喘ぐ声が一緒に聞こえてくるのはおかしい…。
すると突然ブースを仕切る壁から
ドン!!!!!!ドン!!!!!!
という音が鳴り響いた。
なんだ?今度は太鼓を叩いているのか?
いや違う。ぼくはすでに気づいていた。いや、気づいていたのにごまかしていた。
こいつらは"シている"。
先程のチュッパチャプスは言わずもがなキスの音だし
パンパンパンパン!!!!!!ドン!!!!!!ドン!!!!!!
という音は、ああ…もう言うまでもない。
ここが他人と相部屋で寝泊まりするドミトリーであるにも関わらず、隣のブースの奴らは性行為を始めたのだ。
ぼくは睡眠を奪われた怒りを抑えつつ、だからといってお隣さんを止めに行くわけにもいかないので、事が終わるのを大人しく待つことにした。
すると、5分ほどして物音がピッタリ止まった。
男の方はもうイったのだろうか?
まったく…膣騒がせなヤツらだぜ…。
これでようやく一寝入りできる。そう安堵したぼくは、そっと瞼を閉じた。
しかし残念なことに
パンパンパンパン!!!!!!
という音がほんの2、3分後に再開。彼らは腰を振るのに疲れて小休止していただけのようだった…。
まだやるのか…。
くそ…。くそ…。
ぼくは流石に我慢できなくなり
前方からウインカーで煽るBMWのように、枕元のライトをガチガチと付けたり消したりして
壁の向こうの猿たちに「静かにしろ💢」とアピールした。
すると、効果があったのだろうか?先程まで騒がしかった隣のブースが急に大人しくなった。
しかしその直後、壁の向こうから「ファッ○!!」という声が聞こえてきた。
どうやら相手の逆鱗に触れたようだった。
もしかしたら屈強な白人がこちらのブースに乗り込んできて、ぼくの顔面に一発お見舞いして来るかもしれない・・・。ぼくは先ほどの行いを悔いた。
しかし彼らがこちらに"遊びに"来ることはなく、その代わりにひそひそしゃべる声が聞こえてきた。
👨「You can fuck everyday!」
👩「wwwwwwwww」
ぼくには彼らがこの状況を楽しんでいるように見えた。人の睡眠時間を奪っておいてとんでもない輩だ。
すると突然、ブースの外から足音が聞こえてきた。
もしや他のブースの人達もこいつらの物音に気付いて、直接怒鳴り込みに来たのか・・・?喧嘩がはじまるのか・・・??
ぼくがそんな思考を廻らせていると、隣のブースのカーテンが開かれる音がした。
ぼくはお隣の動向に耳を傾け続けた。
👨「Oh my god!!!!!!!wwwwwwwwwww」
👩「wwwwwwwwwww」
どうやら先程の足音は別のカップルが立てたもので、2人は腰振りザル達の友人のようだ。
ブースの下側の隙間からは、ベッドに腰かけている4人分の足が見えた。
人数が増えたせいかお隣さんはますます盛り上がっているようで、先程よりもうるさい笑い声が幾度となく聞こえてきた。
👨「This is ‘teamwork‘!!!!!!!」
👩「teamwork? wwwwwwwwwww」
👩「wwwwwwwwwwww」
👨「Shhhhhhhhh wwwwwwwwwww」
しかしこの後、僕の予想をはるかに上回る事件が起こってしまう。
なんとこいつらは4人で事に及び始めたのだ。
ちゅぽちゅぱちゅぱちゅぱ
パンパンパンパン!!!!!!!
という汚い四重奏が響いてくるせいで、ぼくはますます眠れなくなった。
外人やべえ。
ぼくは放心状態だった・・・。
・・・どのくらい経っただろうか。
事を終えた彼らはどこかに出かけたようで、隣のブースは静まり返っていた。
気づけば午前6時。起床時間まであと1時間である。
ぼくは残りの睡眠を諦めて、表にタバコを吸いに出た。
そのあとシャワーを浴びるついでにヌいた。何日か禁欲していたので、濃いものが出た。悔しかった。
白人と輪になってマリファナ吸った話も、また今度したいと思う。