ウサこの日常

ウサッ!wウサッ!w

はじめてのピンサロ

さて突然だが、

皆さんは中高生の頃、授業中に勃起して冷や汗をかいた経験はないだろうか。

ズボンの不自然な雲仙普賢岳が隣の席の女子にバレてしまうのではないかという焦燥感に駆られ

こちらの事情も考えず終わりの号令をかけ始める教師に殺意を抱いたジェントルマンも多いのではないだろうか。

もちろんウサこちゃんもそんな経験―授業立ちを幾度となくした1人である。

 

しかし大学生になって分かったことだが、

大学の講義終わりに、わざわざ「起立礼着席」を学生に求める教授はいない。

教授の「今日はここまでにします、お疲れ様でした」という一声で、先程まで静寂だった空間がモンキーパークに様変わりし、みんなサル山に帰って行く。

だから万が一勃起したとしても、椅子の背もたれに股間を押し付けながら起立する必要は無いし、ゆっくりと下半身に発生した乱れを落ち着かせればよいのだ。

 

なので今日のぼくも、安心して授業中に勃起していた。

ぼっちで授業を受けていたので、勃起してもひとりだ。

陽キャたちは勃起しても2人もしくは3Pなのだが、陰キャのぼくはいつでも一人セゾンだ。

 

しかしながら、家に帰ってパソコンの前でマラをしごこうと、全裸で構内をブリッジして女子を追いかけようと、結局のところ一人は寂しい。

他人からの承認欲求に常に飢えている人という生き物は、陰キャであれ陽キャであれク〇ザワであれやっぱりみんなそんなもんだ。

 

しかし、人という生き物の中でも特に聡明さに長けている個体であるぼくは、そんな孤独を快楽に変えてくれる"魔法の場所"があることにふと気づいた。

それはどこだ?そんな楽園が本当にあるのか?本当なら行くしかない。思い立ったら即行動。一人より二人の方が気持ちいい。一人はみんなのためにみんなは一人のために。わんふぉあおーるおーるふぉあわん!!

 

 

 

 

ぼくは風俗に行くことにした。

 

文明が生んだ高度な利器Googleマップを駆使して、最寄りの風俗店を探してみる。

すると、検索結果の上位にピンサロがいくつかヒットした。

ぼくは今まで箱ヘルにしか行ったことがなかったため、かねてから一度ピンサロに行ってみたいと思っていた。

ここにすかw

ぼくはピンサロ行きを即決し足取りを進め始めた。

 

しかしウサこちゃんには、1つ心配事があった。今日のぼくは、チャンピオンのパーカーにノースフェイスのリュックという、部活終わりの高校生みたいな格好をしていたのだ。おまけにぼくは童顔なので、年齢の怪しさにますます拍車がかかってしまう。そんな大学デビューに全く縁のない陰キャ特有の心配事を抱えながら、ぼくは店に向かった。

 

だが店に着いても、年齢確認をされることは無かった。受付でぼくを迎えた金正恩ヘアの店員は、ぼくの容姿の幼さを怪しむこと無く、指名の有無を聞いてきた。

それに安堵したぼくは、せっかくなので指名することにした。


しかし指名写真を見ると、女の子の顔全体が白いモヤモヤで隠されていた。

この女の子たちは警察24時で何か軽犯罪を犯したのだろうか。

「これじゃあ選びようないウサァ…」とがっかりしたぼくは、仕方なく写真の下に書かれた年齢やスリーサイズを吟味し始めた。

女を選ぶ要素がもはや文字だけという、平安時代並の指名システムに困惑しながら、ぼくは結局Eカップの女の子を選んだ。やはりおっぱいは大きいに限る。


そんなこんなで指名を済ませ店員にお金を払うと、小さなブースへ案内された。ピンサロの中は漫画喫茶のようになっていて、覗こうと思えばほかの客のプレイが見えるような作りになっていた。

既に何人か先客もいるようで、どこかのブースから女の子が談笑している声が聞こえる。

 ぼくはそんなピンサロの露骨さに驚きつつ、女の子を待ち始めた。

 

そしてしばらくすると、赤い着物を着た女の子がやって来た。デレステの"小早川紗枝ちゃん"が着ている和風の舞台衣装に似ていた。

しかし紗枝ちゃんと大きく異なる点は、体が少しふくよかだったことだ(紗枝ちゃんは149cmで小柄)。店の照明が暗いせいで、顔はよく見えなかった。

 

「こんにちは〜よろしくね〜」

と明るい挨拶から始まり、行為前の"雑談"ではここに来る前何してたのかとか、年齢についてだとか、他愛もない会話が飛び交った。

彼女の名前は忘れてしまったが、ここでは便宜上"紗枝ちゃん"としておこう。

ちなみに年齢は25歳らしい。まだぼくが未成年であることを聞くと驚いて、

「私みたいなおばさんで大丈夫?」

と心配そうに尋ねて来た。そんな年上のお姉さんの少し自信なさげな反応に、ぼくは何故か興奮した。

 

すると突然、紗枝ちゃんは僕の太ももにまたがってきた。

三度の飯よりおっぱいが大好きで、おっぱいで紛争問題、貧困格差、人権差別諸々の問題が解決するとキャ〇オくんと同様に信じているぼくは、無我夢中で彼女のEカップを揉み始めた。

 

しかし、その流れでパンツの中に手を入れようとすると「ごめん…今日生理なの」と拒絶され、ぼくの右手は行き先を無くす。

すると紗枝ちゃんは、場を白けさせないためか、流れるようにぼくのズボンとパンツを脱がし始めた。

同時に彼女も和風の衣装を脱ぎ捨て、パンツ一丁になる。腹部を見ると、ふくよかな体のせいか三段腹になっていた。

そして彼女はぼくの下半身に移動すると、陰茎を握りそのまま口にくわえた。ぼくは唾液と共に下半身を上下する快感に酔いしれた。

 

ふと、他の客はどうしているのだろうかと気になった。

こちらのブースと隣のブースは低めの壁で仕切られていて、首を少し伸ばせば覗けてしまう。

どうやら隣にも客がいるらしく、嬢と談笑する男の声が途切れ途切れに聞こえてきた。

 

ぼくは興味本位で隣を覗いた。

しかしすぐに、自分の軽率さを恨んだ。

 

ぼくの目に映ったのは、ヨボヨボのおじいちゃんがおっぱい丸出しの嬢に手コキされている姿だったのだ。

ぼくはおじいちゃんからすぐに目を逸らし、汚いものを見なかったことにした。

すると、隣から

ジュボ!!ジュボ!!ジュボ!!ジュボ!!!

と何かが摩擦で擦れているような音が鼓膜を突き破るように聞こえて来た。

ぼくはびっくりして思わずもう一度隣を覗いてしまった。

秒で後悔した。

ひょっとこ顔の嬢が、おじいちゃん相手にバキュームフェラを繰り出していたのだ。

西成の手コキ嬢よりも下品なものを見てしまったせいで、ぼくはますます萎えてしまった。 

そして、追い打ちをかけるように聞こえてきた

👴「アァ〜〜〜〜!」

というチャバネゴキブリの喘ぎ声で不快指数がカンストし、ぼくは"出さず"に萎えた。下半身がマナーモードになった。

 

急にテンションが低くなったぼくを見た紗枝ちゃんは

「ねぇ、痛くない?」と何度も気を使って聞いてくれた。

申し訳なくなってしまったぼくは
高校時代の可愛い女の子や、昨日抜いたAV女優の顔をひたすら思い出し、やっとの思いで紗枝ちゃんのために射精した。

 

しかし5000円払って獲得した賢者タイムは重苦しかった。どうぶつの森でお気に入りの住人が引っ越してしまった時と同じくらい重かった。

 

先程亀頭から放出した"子ウサこちゃんたち"をティッシュで拭き終えると、紗枝ちゃんとつかの間のイチャイチャタイムが始まった。

紗枝ちゃんとマットでゴロゴロしながら抱き合うと、ぼくの鼻をシャンプーの良い香りが伝ってきた。

せっかくなので何のシャンプーを使っているのか聞いてみると、
「ラックス、ラックス・・・ラックス・・・」

と紗枝ちゃんは呪文のように連呼し始めた。

ここで「え?セックス??」と聞き返すのが陽キャ流の模範解答なのかもしれないが、コミュ障手帳保持者のぼくは、しゃちほこばった愛想笑いをするので精一杯だった。


タイマーが鳴り時間になったので着替えると、最後は軽くキスをしてお別れ。

 

家に帰ってシャワーを浴びると、パンツの中がめちゃくちゃ紗枝ちゃんのヨダレ臭くて、やっぱり"出さずに"萎えた。