ウサこの日常

ウサッ!wウサッ!w

はじめてのデリヘル

夏休みのヨーロッパ一人旅から帰国して2日ほど経ったある日。

 

そうだ!デリヘル呼ぼう!w

 

そんなJRの面汚しに等しい思いつきをさせたのは、もうすぐ大学が始まるという絶望感と、溢れ出てくる性欲だった。

ぼくは今年の夏、日本人の99%が一生に一度も行かない国アルバニアや、旧ユーゴスラビア諸国でバックパッカーをしてきた。

しかしながら、そんな経験をしたにも関わらず、"家にデリヘルを呼んだことすらない"という恐ろしい事実。そんな自分の"怠慢"を自称風俗愛好家のぼくは許せなかった。

ただいまの時刻は午後9時。

現在わが家にはぼく以外不在。

これはビッグチャンスだ…!

 

ぼくはさっそく、近所のデリヘルについて調べ始めた。在籍している女の子を1人ずつ吟味していく作業をひたすら繰り返す…。傍から見たぼくはまるで、違法風俗店の摘発を目指す捜査官のように映っていただろう。

そしてしばらくすると、ウサこ捜査官の指が止まった。

スマホの画面に表示されていたのは

日向坂の丹生ちゃんにそっくりな黒髪ポニーテールの女の子だった。

 

🐰「可愛い…」キュン…

 

普段のツイートからご察しの通り、ウサこちゃんは日向坂が大好きなので、彼女を選ばない理由は無かった。

彼女の名前はちさちゃん。ウサちゃんとイントネーションが似ていて親近感が湧いた。

さっそくぼくは"キュンキュン"しながらお店に電話を掛けることにした。

お店の番号を緊張交じりに入力してコールボタンを押す。 そしてしばらくすると、電話越しにおじさんの声が聞こえてきた。

 

👨「はい○○(店の名前)です〜」

🐰「あのぅ…女の子お家に呼びたいんですけど…」

🧔「あ、出張ですね〜。当店のご利用は初めてですか?…」

🐰「は、はい…」

 

 彼はお店のシステムについて詳しく説明してくれた後、指名の有無を尋ねてきた。

ぼくはすかさず「ちさちゃんで!w 」と伝えた。

するとおじさんは、分かりました〜とぼくの注文を快諾し電話は終了。

20分くらいで到着するというので、ぼくは部屋を片付けながら待つことにした。

今まで女子が自分の家に来るという、奇跡の体験を一度もしたことが無いぼく。当然緊張していたのは言うまでもない。

自分のテリトリーにメスを呼ぶという行為は、遊び慣れた陽キャにとってはもはや"作業"に近いのかもしれないが、ウサギ小屋育ちの陰キャラウサちゃんにとっては"大事件"なのだ。

 

そんなこんなで歯磨きしたり部屋の物を片付けたりしながら15分ほど経った頃。突然ぼくのスマホが鳴り出した。画面を見ると非通知からの着信だった。

そういえば先程、受付のおじさんが

「女の子から確認電話が行きます」と言っていたので、多分それで間違いないだろう。

ぼくは少し緊張しながら電話に出た。

 

🐰「はい、ウサこです」

👩「あ…もしもし、いま近くだから…もう少しでお家行くね…」

🐰「あ、はい。お待ちしてます…」

 

ぼくは電話を切った。

…?何ががちゅがう…。電話越しに聞いた彼女の声は予想より野太く、明らかに倦怠感を含んでいた。

彼女…大丈夫なん…?

ぼくは少し心配になった。

しかし

「まあヘーキでしょ!笑」

ほかのブログも読んでくれたお友達なら分かると思うが、この慢心が悲劇へ向かうスタート地点なのは言うまでも無い…。

キンタローやみぎわさん達の失敗経験をバネにして成長出来ないぼくは

そんな不穏さはお構い無しに、ちさちゃんの到着を今か今かと待ち続けていた。

 

するとようやく、インターホンが家の中に鳴り響いた。

流行りのウーバーイーツより先に、我が家にデリヘルが来たのだ。

ぼくは仕事から帰って来た波平を玄関へ迎えに行くサザエさん一家のようにバタバタと廊下を駆け抜け、思いっきりドアを開けた。

 

🐰「は〜い‼️」

🧔「こんばんは〜」

🐰「!??????🥺」

 

ぼくの目の前にはおっさんが立っていた。

(え…チサチャン…?オジチャン…?)

 

は?

 

🧔「すいません、一応家の中確認させて頂いてるんでお願いします〜」

🐰「あ、そういうことですか、どうぞどうぞ…」

 

そういえば説明の時、初回のお客さんは家の中を確認すると言ってたのを思い出した。

彼はぼくの家が清潔でお風呂があることを確認すると、同意書のようなものにサインを求めてきた。

ぼくは偽名で適当にサインして、彼に渡した。

👨「じゃ、女の子すぐ来るんで〜」

と、出ていった彼を見送ったぼくは、今度こそちさちゃんが来るんだぁとワクワクしていた。

そして1分も経たずに、家のインターホンが鳴り響く。

既に玄関で待機していたぼくは、インターホンの画面で彼女の顔を確認すること無く、すぐさまドアを開けた。

 

んぁっ…?

玄関前に居たのは

丹生ちゃんと南沢奈央を足して2で割り、3日間塩漬けにした感じの女の子だった。

 

🐰「あ、こんばんは〜」

👩「こんばんは…」

🐰「どうぞ上がってね〜😁」

👩「うん…」

 

フリフリしたパステルカラーの服や、黒髪パッツンのロングヘアー、そして身長150くらいの小柄な体型は、ピュー〇ランド帰りの女の子っぽかった。

端的にいえばメンヘラっぽかった。

よく見たら、高校時代にТLを

"つらい"しんどい"しにたい"

と病み病みツイートで埋めつくしていたクラスメイトの小山さんにそっくりな気もした。

 

そんな不快な既視感のある彼女を、ぼくは自分の部屋に案内する。

👩「あ…本いっぱいあるね…」

🐰「読書好きだからね〜。そろそろ本棚壊れそうだよ〜」

👩「うん…」

 

うん…w

ぼくの残念なトークは、彼女の素っ気ない返事で天に召された。

この調子で応答が続けば、部屋の室温がが氷点下に達するのも時間の問題だ。

ぼくは先程の失態を挽回しようと、次のステージにコマを進めた。

 

🐰「シャ、シャワー浴びよか?w」

👩「うん…あ、その前にお金」

🐰「あ、ちょっと待ってね!」

 

ぼくは90分コースの2万円を彼女に払った。

この90分に全てを賭けようとしていたぼくだが、結局サンクコストだったのは言うまでもない。

 

ちさちゃんがシャワーを浴びようと言うので、ぼくたちは服を脱ぎ始めた。

服を脱いだちさちゃんの控えめな胸とお尻は、ピンクの可愛らしい下着と調和していた。

何となく胸のサイズが気になったぼくは、何カップか尋ねてみた。

すると、

👩「え…C…」

と答えるちさちゃん。

しかしどう見てもC程の大きさがあるようには見えなかった。

米国のシンクタンクによれば彼女の胸はAカップだった。

 

絶対盛ってるやん笑

という本音を押し殺し、ぼくは彼女を連れて風呂場へ向かった。

 

しかしシャワー中にもコミュニケーションを試みたものの、

こちらが愛想笑いをすれば、向こうも嫌々ながらに愛想笑いするという地獄のせいで、咽び泣きたくなった。

 

ボディーソープで体を洗い終えたぼくは涙を押し殺しながら体を拭き、自分の部屋に戻った。ちさちゃんはまだシャワーを浴びていたので、ぼくより少し遅れてきた。

室内人口が2人に増えても相変わらずシラケている部屋の中。そんな状況に嫌気がさしたぼくは、BGM代わりにテレビをつけた。テレビではちょうど世界陸上をやっていて、黒人の選手が金メダルを取ったところだった。

 

するとようやくちさちゃんが体を拭き終えたので、ぼくたちは2人でベッドイン。

相変わらず素っ気ないちさちゃんと、先程払った2万円分の働きをしてもらおうと奮闘するぼく。

 

しかし彼女は、ぼくに何かしようとするのでもなく、ぼくに背を向け横たわり始めた。

(コイツ客の家で寝る気なのか…🥺) 

ぼくはソフレを呼んだわけでは無い。

コミュ英のグルーディスカッションではいつも沈黙を貫いているぼくも、今日こそ積極的な発言が求められているようだ。

 

🐰「じゃあ…手コキ出来る…?」

👩「うん…」

 

そう答えた彼女は、ぼくの半勃ちしたチンコを少し嫌そうに掴み、軽く揉むようにいじり始めた。全く気持ち良くなかった。 

スライムでもこねてんのかテメェ?

と言いたくなった。が言わなかった。

 

こんな手コキをされても仕方が無いので、攻守交替してぼくが攻めることにした。

彼女の控えめな胸部にはピンク色のジェリービーンズが2つ付いていて、両者とも恥ずかしそうに陥没していた。

ぼくは窪んだ乳首をほじくり出す勢いで舌で舐めまわした。

しかし彼女は

👩「やめて」

とぼくの愛撫に拒絶反応を示した。

それが

「やめて、でもやめないでッ!」

みたいなよくあるエロ漫画のセリフなら良かったのだが、彼女の"やめて"はマジofガチの拒否だった。

 

ぴ ぇ ん…🥺

 

しかしぼくは

「上がダメなら下を舐めればいいじゃない」

とマリーアントワネット理論でめげずにクンニした。

風俗通いで鍛え上げたウサちゃん自慢の舌使いで、ちさちゃんのチサトリスを舐め回す。

👩「ンッ…ンッ……

 

 

 

やめて

いやお前ちょっと感じてたやないか‼️‼️💢💢

なんで"やめて"だけマジなトーンなん⁉️⁉️⁉️

なんでなんでなんで⁉️⁉️⁉️💢💢💢

二度にわたる彼女からの拒否を経たぼくは、ドラッグをキメた朝青龍みたいにキレそうになった。でもキレたら取り返しがつかないくらいの空気になりそうだったのでグッと堪えた。

 

🐰「・・・分かった、素股できる?」

(もう適当に素股でイってベランダでタバコでも吸おう)

ぼくはもう諦めた。

すると彼女はメンヘラチックなピンク色のカバンからローションを取り出し、ぼくのチンコに塗ったくって下半身に跨り始めた。

しかし甘かった・・・。

ンァッ!!!!??

突然ぼくの亀頭に激痛が走った。

なんとちさちゃんの陰毛は、ピンポイントでチンコと接触する"アワビの部分"だけに生え揃っていたのだ。

亀頭をたわしで擦られたような痛みに耐えられず、すぐに素股を辞めてもらったぼくは

🐰「乳首舐めといて・・・。自分でヌくから」

とちさちゃんに告げ、わずか30秒ほどで子ウサこちゃん達をぶちまけた・・・。

 

ぴえん🥺

 

賢者モードに突入し何も考えたくないぼくと、相変わらず愛想の無いちさちゃん。

2人で事後のシャワーを浴び終えると、テレビでは世界陸上女子の部が始まっていた。

その様子を眺めていると、隣にいたちさちゃんが突然

👩「私中学の頃陸上部だったの」

と語り始める。 

🐰(え?お前喋れるのかよ!w)

とはさすがに口に出さなかったが、90分コースという長すぎる時間配分のミスを無理やり埋め合わせるため、ぼくも暗黒の学生時代を輝かしく脚色して話した。

お互い倦怠期のカップルみたいなテンションで・・・。

 

そんなやり取りをして15分くらい経った頃だろうか。

ピピピピピピピピピピィィ!!!!!!!!!!

と終わりを告げるタイマーが鳴り響いた。

 

そんなタイマー音を待ちわびていたかのように

👩「じゃ、帰るね」

と急ぎ足で撤収してしまったちさ©

そして2万円払って獲得した魔法の時間(笑)が終わり、家に1人残されたウサちゃん。

ぼくはドブに捨てた2万円が手元に戻ってくる方法を必死に考えていた。

 

そして気がつけば、ぼくは怒りのツイキャスを始めていて、フォロワーに向けて愚痴を垂れ流していた。

すると突然、スマホの着信音が再び部屋の中に鳴り響く。画面を見ると、先程のお店からだった。

ぼくはキャスを中断し電話に出た。

👨「ありがとうごさいました~!女の子の方問題ありませんでしたか?」

ぼくは先程のちさちゃんの対応について話した。端的に言えばクレームを入れた。

すると

👨「大変申し訳ありませんでした~。次回はおススメの子紹介いたしますので~」

とボーイから平謝りされ電話終了。

果たして次回があるのか、この時のぼくはまだ知らないが

・・・次回はあります…!

まあ、それについてはまたの機会にお話しよう。

 

それから、ふと…彼女のヒメ日記が気になったので見てみた。更新されているだろうか。

 

【ヒメ日記】

おもちゃで遊んでくれたお兄さん💓💞

学生時代のお話もできて楽しかった〜☺️

 

どっからおもちゃ出てきたんだよ・・・

言葉の端々から狂気を感じて、スマホ片手にぼくは泣いた。

 

あ!ちさちゃんが同級生の小山さんに似てたとか書きましたけど、さすがに本人じゃ無かったです。伏線張ったみたいになってすいません🥺